「家族信託の相談窓口」会員不動産会社になりました

営業時間/9:00~17:30 定休日/土日祝日

2024年04月02日

「家族信託の相談窓口」会員不動産会社になりました

高齢者の自宅売却をして、途中で売り止めになることがあります。
または、売却相談を受けていて、この売却進めていいのかな?と悩む時があります。

その理由は「痴呆症」です。
痴呆症になると、法律で不動産を売ることができないと決まっています。
身内や第三者が勝手に売ってしまうことを防ぐためです。

高齢者の不動産売却相談を受ける際、一番最初に私が聞くことは「意思確認はできますか?」と聞く位大事なことです。

痴呆症になってから売却するにはどうしたらいいのかというと、「後見人」制度を利用することになります。
ただ、この後見人制度が使いにくいのです。

主なデメリットは以下の3つ。
①自宅売却は裁判所の許可が必要で、許可が下りるとは限らない。帰るとこがなくなるという理由だと言われている。
②不動産の売却代金のみじゃなく、預貯金も制限がかかる。
③後見人に毎月報酬料がかかる。

不動産を売って、施設料や生活費の足しにしたいのに、このデメリットのせいで使いにくいです。
逆にいえば、縛りをきつくして、亡くなるまで財産を確保しているともいえますが。

高齢者や障害者のために、もう少し融通のきく制度はないだろうか?ということで話題になっているのが民事信託です。

弘前市というか、ちょっと田舎だと詳しい人がほとんどいない分野でして、一般人向けはあるのに、専門家向けのセミナーがありません。

それでもやっと勉強会を探し出して、信託に強い士業先生方のWEB会議に参加してみたら、とにかくとにかく難しい。
不動産、税金、登記、銀行業務、借入業務に詳しくないと、中身すら理解できない代物でした。

民事信託を扱うには、かなりの勉強と経験がいる。
なら、お客様にご迷惑をかけないように、信託のサポートに入ってくれる代理店になるのが近道じゃないかということで、この度「家族信託の相談窓口」会員となりました。

民事信託とは何か?
をこれから少しづつブログにしてみようと思います。
ページの先頭へ